コンテナハウスを通じて見える将来像!?

みなさんおはようございます。

早くも7月を迎えた2020年。

下半期への突入と同時に、弊社としては決算月という事で、今年もバタバタしそうです。

 

さて、弊社では変わらずお問い合わせや各案件のお打ち合わせを進めたりと有り難いことですが、そんな中、先日予想外のご来店がありました。

ご来店された方は、今年の2月に弊社にてコンテナハウスのご契約を締結し、その後契約を白紙にされたクライアント様です。

理由は・・・【コロナ】・・・

名前は伏せますが、現在飲食事業を展開するクライアント様がコンテナハウスを使った店舗計画の中で弊社にてご契約を頂き、さて、ここから新店舗!!というときにコロナの影響を受け、計画を断念された方が連絡をくださりご来店されました。

第一声で、「片鍋さん、本当にありがとう!」と・・・

 

実は契約を白紙に戻す際、着手金のお支払いをして頂いており、それは初期段階でかかる実費分の金額でしたのでお預かりして、契約書の内容としては中途解約でもそのお金の返金はされない旨を記載しておりました。

が、事態が事態!

本当にワクワクされていた計画を泣く泣く断念して既存の店舗の営業もままならない状態を迎えるクライアント様に対して、着手金の返還をしないという選択を僕は取れませんでした。

契約書は絶対です!大事な書類ですし、全てがその契約内容に沿って進んで行きます。

会社としても、その着手金を返還するという事はそれまでに要した経費を水に流すという行為になります。

経営者としてはそのお金を戻すことは間違った判断ですが、一人の人間として、そのクライアント様の心情を考えるとこの返還金が少しでも再起に向けたきっかけになるのならと思い、返還することを決めました。

 

そして話は元に戻り、

クライアント様が今回来店されたのは、「事業継続が難しいと判断して廃業を決めた」とのこと。

「せっかく配慮してくれたのに申し訳なかった」とのこと。

経営者の端くれとして、事業を断念するという事は僕にとってはENDを意味します。

その判断は簡単ではないでしょうし、苦渋の決断でしかなかったと思います。

それなのに、わざわざ時間を割いてその報告をしにお越し頂けたことと、ご自身が一番神経を削られている状態で、たまたまの縁で知り合った年下の人間に対して、「ごめん」と頭を下げられるその方を見て、僕の判断は間違っていなかったと思えました。

結果的には、クライアント様の【事業継続】という観点ではお役に立てなかったかもしれませんが、きっと返還したお金は弊社の手元にあるよりも生きた使い方が成されたんだと思います。

僕たちが販売している『物』はコンテナハウスですが、僕たちが提供しているものは違います。

これから先も変わらず、【コンテナハウスを通じて見える将来像】を提供できるよう、今回の出来事を活かし、みなさんの暮らしに寄り添えたらと思います。

 

僕の感ですが、きっと今回のクライアント様とはまたどこかでご縁が有る様な気がします。

これだけ人間力のある方ですからどんな形でもまた自分の感性を表現されることと思います。

その時が来るまで、僕もこの会社をしっかり守って継続させていかないと^^

 

今日は、ちょっと感動したというエピソードでした!

 

では、また!